ボスウェリア属24種類の特徴まとめ (更新中)

我が家のボスウェリア・ネグレクタ
目次

はじめに

神秘的な見た目の幹や葉、フランキンセンスな良い香り、唯一無二な個性を持つ植物ボスウェリア

私もこんな超個性に魅了されたひとりなんですが、webで検索してほとんど情報がでてこないんですよね…
インスタグラムやヤフオクで見かけたレアボスウェリアも果たして本物なのかどうか、判断が難しく、悶々するばかりなので

専門家の方が多くの文献をまとめられたこちらの↓↓↓洋書を取り寄せました!
私のようなボスウェリア狂のお役に立てれば光栄です。

※ 私も初心者なので、間違った情報やよりよい説明があれば連絡ください!また標本に使える画像も募集します!! (ブログのコメント欄やInstagramのDMなどで連絡いただけると助かります)

ソコトラ島の固有種11種

ググるとソコトラ固有種7種類と書いてあるサイトをいくつか拝見しましたが、参照した書籍によると11種類あるようです。

Boswellia nana (ボスウェリア・ナナ)

Boswellia aspleniifolia (ボスウェリア・アスプレニーフォリア)

2020年の調査によると成熟した現地株が1000 ~ 1500本に急激に減少してきている希少種。

ボスウェリア・アスプレニーフォリア
我が家の実生アスプレニーフォリア

ボスウェリア・ソコトラナと近縁であり、灰白色の小葉は鋸歯状であるが、ソコトラナとことなり無毛で、逆にソコトラなは葉軸の上部に毛があり、葉の上部に緑色または紫がかっているよう
(ソコトラナみたことないので、どなたか本当かどうか写真ください…)

Boswellia ameero (ボスウェリア・アメーロ)

ボスウェリア・アメーロは、ソコトラ島中北部の標高110 ~ 970mの石灰岩と花崗岩上に分布し、最大8メートルまで成長する。樹皮は黄褐色または灰色で、外層は剥がれ落ちる紙状である。

花はピンク色または赤みがかかっており密集した形で開花する。
葉は奇数羽状複葉の形、若い葉は綿毛で覆われ、緑色の鋸歯状の楕円形である。

B.elongataは近類で特徴がよく似ているが、B.ameeroの小葉は比較的幅が広く、葉の裏側には被毛があり、B.elongataの裏側の白い綿毛とは対象的に緑色になっている。

Boswellia elongata (ボスウェリア・エロンガータ)

ボスウェリア・エロンガータは、ソコトラ島北部でかなり広範囲で、標高15 ~ 650mの石灰岩と花崗岩に分布する。高さはアメーロと同じく最大8メートルまで生育し樹皮は淡褐色で樹皮は剥がれ落ちる。

花はピンク色または赤みがかかっており、総状花序な形になる。

葉は対生で細長く、やや深い鋸歯状の暗緑色をする。

Boswellia bullata (ボスウェリア・ブラータ)

Boswellia scopulorum (ボスウェリア・スコプロラム)

Boswellia samhaensis (ボスウェリア・サムハエンシス)

Boswellia popoviana (ボスウェリア・ポポビアナ)

Boswellia “hesperia” (ボスウェリア・ヘスペリア)

2020年に見つかったばかりの変種ボスウェリア
https://www.ross.no/2023/12/17/boswellia-hesperia-25

ソコトラ島のヤギ被害が甚大でまだ全容はわかっていないが、リンク先のような塊根がまるでパキポディウムのような姿をしているとのこと。見つかったばかりで栽培例などがなく、お目にかかれるのはしばらく先になるだろう幻のボスウェリア。

Boswellia dioscoridis (ボスウェリア・ディオスコリディス)

Boswellia socotrana (ボスウェリア・ソコトラナ)

ソコトラ島固有種で、ソコトラナの冠がつけられた葉の形と色が特徴的なボスウェリア。
一説によると、銀葉なのがアスプレニーフォリアであり、黒葉や緑葉はソコトラナとの話もある。

サブサハラ・アフリカ地域

Boswellia neglecta (ボスウェリア・ネグレクタ)

ソマリアやケニアなどに自生するボスウェリアで、普及種なので比較的他のと比べると出会いやすい。
育てやすく、水をバシャバシャ上げると反応良く新芽を展開してくれるので初心者でも安心して育てられる。

Boswellia sacra (ボスウェリア・サクラ)

  • Boswellia sacra はアラビア半島(特にオマーンとソマリア北部)に自生する種で、高品質なフランキンセンス(乳香)を産出する代表的な種です。
  • 樹皮は白っぽく、紙のように薄く剥がれ落ちるのが特徴。香りのある樹脂が分泌され、それが固まると乳香になります
  • 胚軸部に塊状の膨らみ(塊根のような基部)を形成し、特に断崖に自生する株で顕著です(B. frereana に類似)。
  • 種子は5裂した子葉を持ち、風による散布(anemochory)が行われるとされています。
  • 自家不和合性で、他個体との交配が必要です。花は段階的に色が変化し、黄色 → オレンジ → 赤 → 茶色へと変化しながら受粉プロセスが進みます(花の寿命は約2日)。

Boswellia papyrifera (ボスウェリア・パピリフェラ)

Boswellia dalzielii (ボスウェリア・ダルジエリ)

Boswellia pirottae (ボスウェリア・ピロッタエ)

Boswellia ogadensis (ボスウェリア・オガデンシス)

Boswellia occulta (ボスウェリア・オクルタ)

Boswellia frereana (ボスウェリア・フレレアナ)

Boswellia rivae (ボスウェリア・リヴァエ)

Boswellia microphylla (ボスウェリア・ミクロフィラ)

Boswellia globosa (ボスウェリア・グロボーサ)

インド全域

Boswellia serrata (ボスウェリア・セラータ)

Boswellia ovalifoliolata (ボスウェリア・オバリフォリオラータ)

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この記事を書いた人

東京都下に住む30代サラリーマンです! 実生で、ボスウェリア、オペルクリカリア、パキポ、ユーフォルビア、コピアポアを育てています。

webで拾った知識をもとにモクモクと種を撒いては一喜一憂してるので、自分の体験もまた誰かの実生の役に立てればと思いブログを立ち上げました。

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